なんびょうむすこ!-慢性肉芽腫症と息子のゆるゆる日記-

慢性肉芽腫症の息子のお母ちゃん(hao)です。病気や入院のことをイラスト付でまったり徒然書いていきます。

ざっくり説明!貪食細胞が殺菌できない理由


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慢性肉芽腫症について知らない方はぜひご一読くださいませ!↓
「ざっくり説明!慢性肉芽腫症」
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続きです!
前回は免疫と白血球の種類についてざっくり説明してみました。↓
「ざっくり説明!免疫と白血球の種類」


「食べて殺す」ことで戦う細胞たちを「貪食細胞」と呼びます。
慢性肉芽腫症の場合、この貪食細胞たちは敵とうまく戦うことができません。


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どういうことかと言うと
食べて「殺す」ことができません。
つまり「殺菌」することができないのです。




ここで、貪食細胞たちのお仕事を見てみましょう。


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貪食細胞たちは血液中を巡回し
食べられる奴等がいないかな~と探しています(ローリング)。


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病原体を発見すると、そちらへ急行します。


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食べます(貪食)。


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殺します(殺菌)。


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消化します。




これら一連のお仕事が正常に働けばバッチリ戦えるのですが
慢性肉芽腫症の場合は「殺菌」することができず
病原体に負けてしまい感染してしまうのです。



では、なぜ殺菌できないのか?



殺菌の仕組みをざっくり説明してみます。


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正常な人の場合、
貪食細胞には「酵素(NADPH オキシターゼ)」が装備されており
それと酸素が反応することで「活性酸素」を作り出します。


この活性酸素によって殺菌することができます。


活性酸素は私たちの身近なところにもあって
消毒に使うオキシドールや、お風呂のカビを除去する薬剤なんかがそれです。

イメージわきますかね??




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ところがどっこい

慢性肉芽腫症の場合、DNAの異常により正常な酵素が作られておらず
活性酸素を作り出すことができない(少ししか作れない)のです。




慢性肉芽腫症のみなさんの体の中では
こんなことが起きていたのですね。


特攻隊の貪食細胞たちが役にたたないのだから
リンパ球たちがしょっちゅう駆り出される免疫軍。


敬礼!!


息子はそんな貪食細胞たちの代わりに
抗生剤にも力を借りて、敵の軍勢と戦っております。


敬礼!!



参考:
宮崎大学医学部
少し詳しい慢性肉芽腫症の臨床と治療の話
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/pediatrics/former/patient/cgd4.html


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